おうちコープ
2016年07月29日
おうちコープの宅配で安心!「ユーコープの地域見守り活動」ってどんな取り組み?
日本全国のご家庭に利用されている生協の食材宅配。中でも、神奈川県・静岡県・山梨県で多くの方に利用されているのが「おうちコープ」です。定期的に食材宅配をして地域に密着しているからこそ、の取り組み「ユーコープの地域見守り活動」についてまとめました。
目次
地域見守り活動って何?
コープは毎週決まった曜日・ほぼ決まった時間に事前に注文した食材を配達するシステムです。その特性を生かして、公共機関と協力し「地域の見守り」を行っています。配送の担当者が配送先のご家庭で「いつもと違う」という異変に気づいた際、公的機関やあらかじめ指定した緊急連絡先に連絡をして早期に解決をしよう、という取り組みです。配達員はどんな時に「いつもと違う」と感じ、どのような対応をしてくれるでしょうか。
どんな時に対応してくれるの?
配送担当者が気づく「異変」には色々なパターンがあります。どのようなことに気をつけてくれているのでしょうか。
先週の商品がそのまま
前回届けた商品に手がつけられておらず、そのままの状態になっている時
郵便ポストの異変
何日分もの新聞や郵便物がたまっている時
声をかけても応答がない
普段の配達時、必ず応答があり直接商品を渡せるのに、何の応答もない時
家の異変
日中にもかかわらず外灯がついたままだったり、夕方なのにカーテンが閉じられておらず灯りもついていない時コープの配達時に配達員が上記のような異変を見つけた際には、公的機関や緊急連絡先に連絡したりといった対応をしてくれます。さらに緊急性があると判断した場合には、警察や救急への連絡もしてくれます。高齢者の一人暮らし・在宅時の体調の異変があった際に放置されて状況が悪化することを防ぐ役割をもっています。
見守り活動は実際に役立っている?
地域見守り活動を始めてから、配達担当者が組合員を助けたという事例が多数発生しています。
助けを呼ぶ声に気づいて消防に通報
高齢女性が一人暮らしをしているお宅で、配達員がインターホンを押すと室内から助けを呼ぶ声が聞こえました。そのため、消防警察に通報し事なきを得ました。組合員さんが前日に転倒してから身動きがとれずにいたところに、配達員さんが訪れたというタイミングも良かったですが、室内からの声に気づけたことも発見のきっかけでした。
怪我をした方を救助
配達先の方が庭で倒れているのを発見、隣家の方に声をかけて組合員の身内に連絡、特に大事には至らずに済みました。
応答がないのにテレビの音が聞こえて通報
いつも受け取りに応答してくれる組合員が不在、インターホンに応答はないものの室内から聞こえるテレビの音に配達員が気づきました。近所の方と室内で倒れている組合員を発見、消防に通報をして事なきを得ました。このように、実際に食材の配達時に組合員の自宅の異変に気づいて救助をした、という例が毎年何件も発生しています。そして、こうした取り組みが認められて、2016年1月には神奈川県知事からおうちコープ横浜東部センターが感謝状を贈呈されました。
また、地域見守り活動の協定は、
- 神奈川県:県および川崎市と協定や覚書を締結
- 静岡県:20市町と協定を締結、静岡県住宅供給公社と協定を締結
- 山梨県:県および甲府市と協定を締結
と多数に及んでいます。
地域に密着しているおうちコープだからこそ、という見守り活動で多くの組合員を実際に助けています。単なる「買い物」ではなく「見守ってもらえる」という安心感からおうちコープを利用するのもいいですね。家族が遠くに離れていても、毎週訪問してもらえるという安心感がおうちコープにはあります。
今後、こうした活動はますます重要視され、より地域に密着した活動へと移り変わっていくのではないでしょうか。